書道の先生の話

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私の家には小学生から高校2年になるまで、書道の先生がきていた。

たぶん親は私や兄の行儀が悪く、落ち着きがないのを見かねて習わせていたのだろう。

1回1時間なのであるが、じっとしていれない。そして、足がしびれることもある。

その先生がいつも私に言っていたことは、「人生は早さで勝負しているわけではないから

1年人より遅れれば(ことをなすのに時間がかかれば)、1年人より長く生きればいい」

ということだ。

せっかちな私に対する戒めの言葉であろう。

この言葉はいつも自分の中に生きている。もう15年ほど前に先生はなくなったが覚えている。

この言葉があったから、救われたことも多い。